成長するのに必要な
間引く…と聞くとちょっと
可哀想なことをするような
印象を受けます。
だけど…
本当のところは
私たちが伸びた髪を
カットするようなものなのです。
そのほうが楽になり
成長しやすくなる
そのための手助けが
間引きなのです。
春、萌えでた芽が成長して
緑が盛んな季節になると
そこに青虫がやってきます。
もりもり食べた青虫たちは
せっせと糞を落とします。
それが緑の肥料になります。
草花たちは
自分が成長するのに必要な栄養を
虫たちを使って我が身を削り
生産しているのです。
ですから虫に食べられるのは
決して可哀想なことではないのです。
間引きというのは
本来自然界で虫や動物たちによって
当たり前に行われるものなのです。
人の手で育てると
人が恩恵を受けるため
人のエゴを叶えるためという視点で
見てしまいがち。
虫が食べて肥料になるところを
人の手で刈り捨てて
わざわざ買ってきた肥料を与える…
可哀想だとすれば
人の手でまどろこしい手順を
践まなくてはならなくなったことでしょう。